寂しすぎ
間もなく最後の授業だ。この十年か、日本語の授業のために学校に通っていたり、生きていたりしてたんだ。この後どうなるんだろう。もう生きる意味が無くなってしまうし、今の友達はすべて消えていくし、また一人きりで生きてゆくんだ。人間っていうのは何かのために生きてるものだろう。夢であれ、友達や恋人であれ、それを目指して毎日を送ってる。一旦それが無くなったとすれば、この世にはもう居場所はないと感じて、それゆえに自殺する人もいるし、現実を逃げる人もいる。もちろんそれを直面する、勇気のある人もいるけれど、殆どは一回失敗してそれが終わりだ。
俺の場合ですと、ここ十年毎日日本語を楽しみにして生活していた。切ないときがあっても、その夢があるから、その夢を叶えるために頑張らなきゃいけないと思ってながら精一杯頑張り続けてる。そのときは夢はあった。今のと同じだろうと思ってるけれど、時間のせいか、今見てる夢は同じ夢であっても、距離は遠くなった気がする。ここであきらめちゃうか。そうするときっと後悔する。でも、周りからちっとも応援がなくて、後ろから押し付ける人はいない。本当に困っちゃうね。卒業してから、皆は別々な道を歩んでいく。その道はまるでわざわざ作ってくれたものみたいで、それを歩むときっと夢が叶う。それに対して、俺の道は自分で作らなきゃならないんだ。いまだに卒業後どうなるか、全然見当がつかない。それも自分で解決しなきゃだめ。それだけが問題というわけじゃない。お金も問題だ。うちの家族は留学の費用を全部払う、そんな贅沢はできないと知ってるから、学費は自分で出さなきゃいけないんだ。またいろいろあってさ、本当に躓いてるんだね。
今の人生の道に突き当たりに来た。その右か左か一つ選ばなきゃいけない時だ。どっちにせよ、全く違う人生が待ってる。さて、どっちを選ぶでしょう。
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